取引業者選定で注意すること  外国為替証拠金取引業者比較の条件

ここでは、FX取引を始めたい方のために、業者選択のコツを紹介していきます。

1.正式な登録業者かどうか
取引業者の選定にはまず、法規制にのっとり金融庁に正式登録された業者かチェックしましょう。金融庁への登録が完了しているのならば、会社の公式サイトなどで登録番号の情報が確認することが出来るはずです。ここ数年、法改正が急遽進められたこともあり、2005年12月の期限の時点では登録の受理だけで終わり、審査が完了していないという業者も多数あります。このような業者については、現在、順次審査が進んできていますが、審査待ち状態でも業者の営業は差し支えないのです。もっとも、基本的に登録要件が満足していなければ、受理自体してくれません。ですから、登録証の受理がされていることさえ確認できれば、それほど気にする必要はないでしょう。登録の受理さえもしてもらえない業者、登録自体をする気のない業者は、営業が出来ないことになってます。しかし、もぐり的に営業をしている可能性があるのです。そうした業者を選定すると、後々トラブルのもとのなるので絶対避けるべきです。

2.信託分離をしている業者か
業者選択において重要なポイントのひとつに、「信用リスク」というのがあります。
最低資本金や自己資本規制比率など、業者としての条件をクリアしてても、銀行などと比較すると、財務的に弱い業者は多く存在します。いわゆる投資家向け情報などがウェブ上等できちんと公開され、財務状況をいつでも確認できるようになっているかチェックしましょう。これが、FX取引業者としての健全性を確保しているかに関わる重要なところになります。
また、「信託分離」を採用している業者は、より顧客のことを考えたリスク回避について対策していることになります。この信託分離は、顧客から預かった資金を、会社の運営資金とは別に信託銀行に分離して保管するシステムです。信託分離保管することにより、財務における債権・債務から顧客資金を切り離し、万が一破綻した場合でもその資金は顧客に返金することができるのです。このシステムは、財務上などの問題により、全ての業者が採用しているものではありません。よって、このような顧客保護に力を入れているという業者は、信頼性が高く、健全なFX業者と言えるでしょう。万一の時のリスク回避という点でも、このことは業者選定の大きな要素の一つになります。

3.その他の選択ポイント
取引業者の信頼性を確認できたので次に進みましょう。取り扱っている商品について比較してみましょう。いくら魅力的な商品が揃っていても、取引開始後に破綻したのでは元も子もありません。取引商品においては、「取引にはいくら手数料がかかるか?」「最低取引金額は?」「取引を開始するのに必要な証拠金額は?」「出入金などは円滑に行われるか?」など、大事な要素から順に確認していきましょう。第一に商品を比較する上で、手数料は特に気になる点です。しかし、安いと言うだけで取引業者を決めるのは、軽率です。為替情報や企業としての将来性や安定性などを考慮し、業者としての付加価値が高ければ、少しくらい手数料が高くても、選ぶ価値があるかもしれません。もちろん、手数料が安いだけで、価値が決められるわけでもありませんから、手数料と取引業者の価値は一概に言えるものではないでしょう。又、長期的にポジションを持って、スワップポイント狙いによる利益を考えているのであれば、スワップポイントの水準の確認が必要となります。

最後に、大きな選定ポイントになるのがなんと言っても「システムの使いやすさ」です。
以前、金融市場で大きな誤発注事件がありました。万が一、あなたが間違った注文しても、それは自己責任になります。かといって、チェックばかりしていたら変動する値動きの中で、チャンスを見逃す場合もあります。この負担をできるだけ軽くするには、自分にとってなるべく簡単で扱いやすい取引システムを選ぶことです。業者によっては、ウェブサイト上で仮想取引(バーチャルトレード)の場を提供している業者もありますので、これらを有効的に利用してシステムの使い勝手を試してみるのこともいいでしょう。